雨穴(うけつ)著『変な家』のあらすじ、結末、みんなの感想などをまとめています。
「本当に変な家」がこの作品のキーワードで、この小説を原作にした映画が2024年3月15日に公開されました。
あらすじ
2019年の9月。ホラー作家の雨穴は柳岡(やなおか)という知人から相談を持ち掛けられた。柳岡は編集プロダクションの営業マンで、間もなく誕生する第一子のために、自宅を購入しようとしていた。そして、不動産屋に窓の多い家を紹介してもらっていた。柳岡は、その家を気に入っていたが、1つ気になることがあった。
それは、間取り図に謎の空間があることだった。この空間について、どうやら、不動産屋も詳しく知らないようだった。
謎の空間がある家に興味を抱いた雨穴は、友人の建築家・栗原に相談し、ある推測を得るのだった。

© 雨穴
ネタバレ
変な家は殺人のための家でした。そこに住む一家は昔、遺産相続のトラブルで衰退し、殺人という悪習を家訓にしていました。
最初の間取り図には、二重扉で仕切られ窓がない子供部屋、二つの浴室、用途のわからない空間などが描かれていました。
設計士である栗原は殺人を犯すための家ではないかと推理し、主人公がこれを記事にします。すると、柚希という女性から別の奇妙な間取りに関する情報が寄せられます。
柚希から情報提供された家の間取り図も、子供部屋に窓がなく、不自然な三角形の空間が存在していました。そして、栗原はこの家についても殺人と結び付け、情報提供者の柚希こそが関係者だと考えます。
柚希に直接確認したところ、柚希は1枚目と2枚目の家で暮らしていた家族の母親の妹でした。
柚希いわく、幼い頃こそ仲良くしていた姉妹ですが、疎遠になり、最近姉の様子がおかしいことに気付き、いろいろと調べていました。そこに、主人公の記事が目に入り、連絡を取っていました。
そんな柚希が子供の頃に起こった従兄弟の事故死について語ります。事件について話しを聞いた主人公と栗原は殺人を疑い、柚希の実家にも同じような間取りが存在するのではないかと推測します。
結末
柚希の母から電話が入ります。
柚希の母親によれば、彼女の一家は因習を守るために、殺人を続けていました。奇妙な家も、殺人のための家でした。因習に縛られ、変な家に暮らしていた柚希の姉一家でした、姉の夫がうまくごまかしていたため、実際には殺人を犯していませんでした。ところが、この事実がばれてしまい、夫が元凶となる人物を殺してしまいました。
感想まとめ
みんなの感想をご紹介します。
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- 変な間取り
変な間取りで有名な作品です - 読みやすい
会話形式で進むということもあり、読みやすいやサクサク読める、あっという間に読めるという感想が多いです - Youtube
この作品はユーチューブで動画が公開されており、YouTubeの動画が本作の序章となっています
えー何この間取り!本当に変!からの、本当に変な家でした。
この家なんか変な間取りしてない?から始まる作品。変な間取りの本だと思って読み始めたら、ホラーっぽいミステリー。完全勘違い。
家の変な間取りから、ミステリーが展開していく面白さに魅かれて読み始めた。変な間取り集かと思ったら違った。
YouTubeで話題の間取りホラー。物語がサクサク進み、読みやすい。何度も図が出てくるのでいちいちページを遡らないで済むし、次々に展開が気になるし、読書嫌いの小学生が興味を持ってくれるし、いいことばかりでした!
会話が多くとても読みやすい。あっという間に読み終わってしまった。
凄まじく読みやすい。ほとんど対話文で続くのでより読みやすくなってると思う。
家の間取りから様々な想像を読者にさせるところ、(インターネットから派生したこともあり)非常に読みやすい構成になっているところがポイントかな。
YouTubeではお馴染みの雨穴さんですが、まさかの書籍化、映画化です。
YouTube好きで見てるんですが、本作品はYouTubeほどぶっ飛んでなくて、ちゃんと着地してた。
YouTubeでたまたま見て、そのシュールさに一時ハマってしまった雨穴氏。発端はおかしな間取りの家。YouTubeでの謎解きはあくまで想像の範囲だったのが、その真相に迫る続きがこの本で読める。
娘と、YouTubeで見たので、続きが気になって購入。犬神家の一族のような、人間関係が複雑でゾクゾクするミステリーだった。
| レビュー数 | 文章数 | 異なり語数 |
|---|---|---|
| 2234 | 7533 | 5909 |
この記事のまとめ
「変な家」のあらすじ、みんなの感想、ネタバレなどをご紹介しました。
最後に栗原が、殺人という因習を守っていた一家に裏切り者がいたのではないかと話していますが、作中で詳細は明かされません。

