夏と花火と私の死体【あらすじ・感想まとめ・結末ネタバレ|乙一】

乙一著「夏と花火と私の死体」は死体を隠すミステリーホラー小説で、作家・乙一氏が16歳で書いたデビュー作です。この記事ではあらすじ・ストーリー・結末、みんなの感想まとめです。

スポンサーリンク

あらすじ

学校が夏休みを迎えたある日、主人公の五月は友達の弥生と神社で遊んでいた。そこに野良犬が現れるが、弥生の兄・健が犬を追い払う。その後、三人は弥生の家へ向かい、健と弥生のいとこである緑からアイスクリームをもらう。すると、テレビニュースで誘拐事件が報道される。近所の男の子も誘拐されているようだった…。
アイスクリームを食べた後、五月と弥生は裏の森へ出掛け、高い木に登り、おしゃべりをしていた。健は緑のことが好きなようだった。五月は健のことが好きだと弥生に話し、遠くに見えた健に手を振った。そして、五月は背中を押されて木から落っこち、そのまま死んでしまった。

健が五月の死体をみつけ、弥生は五月が滑って落ちたと話した。事故なのだから仕方がないと健は優しく弥生に言った。健は弥生を連れて、二人のお母さんに五月のことを話しに行こうするが、それを弥生は拒んだ。二人は死体を隠すことに決めた。そんな二人を五月の死体が、死体の見開かれた目が、じっと見つめていた。

死体を隠した健と弥生は自分の家へと帰宅し、いつものように、夕飯を食べていた。そこに、五月の母がやって来る。帰宅しない五月を探しているようだったが、二人は何も知らないと話すだけだった。警察が捜索を始め、死体が見つかりそうになったため、二人は一度隠した死体を移動させた。隠し場所は二人の部屋の押し入れだったのだが、押し入れに隠した死体も緑に見つかりそうになってしまう。
健は五月を誘拐事件の犠牲者にみせるため、深夜の三時半に、弥生と一緒に石垣に死体を捨てようとする。ところが死体を運んでいる最中にみつかりそうになってしまう。二人はとりあえず田んぼに死体を隠すのだった。

スポンサーリンク

登場人物

主な登場人物をまとめます。

  • 五月
    主人公の“わたし”。小学三年生。弥生に木から突き落とされて死亡する。物語は彼女の視点で進む
  • 弥生
    五月の友達。小学三年生。健の妹。五月を突き落として殺すが、事故だと嘘をつく

  • 弥生の兄。2歳上。五月の死体を隠す

  • 弥生と健のいとこ。アイスクリーム工場で働いている
スポンサーリンク

結末

翌日、その日は花火大会だった。健と弥生はなんとかして五月の死体を石垣に投げ込もうとする。そこに現れたのは、緑だった。緑は二人が死体が隠しているのを知っていた。その緑が五月の死体をアイスクリーム工場の冷凍庫に隠した。実は緑は誘拐犯で、さらった男の子を冷凍庫に隠していたのだった。

スポンサーリンク

感想まとめ

作品に対する約3700人分の感想を画像にまとめました。

下の画像の言葉は読書メーターの感想・評価でその言葉がよく使われたことを意味しています。また、言葉と言葉を結ぶ線は、その言葉が同じ文で使われたことを意味しております。

夏と花火と私の死体の感想まとめ
  • 斬新
    斬新という感想を書きこんでいる方が多いようです
  • 最後
    最後ゾッとするという感想も多いです

文章の書き方、進み方、展開、そして何よりも屍体目線が斬新だと感じます。殺した方、つまり犯人の視点というのは有名な気がするけど、殺された方の視点というのははじめてだった。それにしても健君がサイコパス過ぎ。

死体の一人称視点。自分自身を「私」といい、物語が進んでいくのが斬新で非凡さを物語っております。

ぞくり、ひやり、ドキドキハラハラ、最後の真相にゾッとして、寒気がした。ほんとうに鳥肌が立った。こわっ!!!これを16歳で書いたとは……。

タイトルとURLをコピーしました