さんまの名探偵【犯人ネタバレ|かにかにどこかに?】

ファミコンのアドベンチャーゲーム『さんまの名探偵』のあらすじです。ネタバレ(真犯人や動機)や感想、「かにかにどこかに?」についてなどをご紹介します。吉本社長の自宅で桂文珍が殺される事件の犯人は、吉本高行です。

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あらすじ

吉本社長の自宅で開かれたパーティーで桂文珍が殺され、死体は金庫室で見つかった。さらに、金庫に保管してあったダイヤ「アフリカの星」も消えていた。
吉本社長の娘あやこは、容疑者がパーティーに出席していた、オール阪神・巨人、太平サブロー、太平シロー、今いくよ、今くるよ、島田紳助、西川のりおであると話す。吉本社長は部屋におり、金庫室へ行くには、出席者の前を通らなければならないため、完璧なアリバイがあった……。

さんまの名探偵のオープニング画面

©ナムコ さんまの名探偵

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容疑者(ネタバレ注意)

パーティー出席者の多くは事件に関わっていますが、真犯人ではありません。

  • 巨人
    オール巨人は、文珍の死体の脇に落ちていた、ネタ本を盗んでいました。ネタ本を拾ったため、スランプから脱出することができました。巨人は犯人ではなく、ネタ本を盗んだ時、文珍は既に死んでいました
  • くるよ
    今くるよは、ダイヤを盗もうとしていました。しかし、実際に盗むことはできませんでした。文珍の死体がみつかった金庫室に落ちていたコンタクトレンズは、くるよのものに間違いありません。くるよは、盗みを働こうとしたとき金庫室に死体はなかった、と証言します
  • シロー
    太平シローも、ダイヤを盗もうとしていました。シローは、闇の帝王の指示で、ダイヤを盗もうとしていました。しかし、シローが金庫室に忍び込んだ時、既にダイヤはなくなっていました
  • 紳助
    島田紳助は、死体となって見つかります。紳助は、文珍殺害を自供するような遺書と盗まれたダイヤを残していました。すべて紳助の犯行にみえますが、紳助は自殺ではなく、自殺にみせかけた他殺です。真犯人の犯行を目撃した紳助は、犯人を強請り、殺されました。
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真犯人

真犯人は吉本高行(よしもと・たかゆき)です。そして、闇の帝王は西川のりおです。
なお、このゲームには、さんま、阪神巨人など、実在の芸能人が登場していますが、吉本高行は架空の人物です。

  • 動機
    高行はダイヤを密輸し、儲けるつもりでした。それ知った文珍を口封じのため殺しました。高行は、文珍殺害を目撃した紳助も殺します
  • アリバイトリック
    文珍は高行の部屋へ行き、金庫室で死体となって見つかりました。実は、高行の部屋には隠し通路があり、金庫室と繋がっていました。高行は文珍を殺した後、隠し通路を使って、死体を金庫室に移動しています
  • なくなったダイヤ
    吉本高行は、紳助に罪をなすりつけるため、ダイヤが盗まれたようにみせていました。
    ダイヤを盗もうとした紳助が文珍に目撃され殺した、という筋書きです
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感想と考察

『さんまの名探偵』は、実在の芸人を起用したキャラクターゲームでありながら、その完成度は非常に高いです。特徴的なのは、コミカルで親しみやすい雰囲気と、その裏で展開される「火曜サスペンス劇場」ばりのシリアスなストーリーとのギャップです。マップ移動やアイコン表示など視覚的に分かりやすいインターフェースを採用しており、アドベンチャーゲーム初心者でも詰まることなく進められる親切設計も魅力です。また、捜査に行き詰まった際のヒント機能としてミニゲーム「ギャラクシガニ」が用意されているなど、プレイヤーを楽しませる工夫が随所に見られます。

ゲーム内で島田紳助を「どつく」コマンドで殴ろうとすると、さんまが「しんすけ ゆうたら やくざ や。どつきかえされるで。」と制止するセリフがあります。これは発売から24年後、紳助氏が暴力団との交際を理由に芸能界を引退した出来事を偶然にも予言していたとして、引退会見後に大きな話題になったりもしました。

本作は全体的にコミカルな雰囲気ですが、重要な手がかりを発見した時のジングルや、終盤のBGMは不気味なメロディはトラウマでした。特にオープニングの文珍殺害シーンは、ほぼ無音の中で淡々と描写される演出が逆に恐怖感を際立たせていると思います。この独特の不気味さが、殺人事件を扱うゲームとしての緊張感を高めるのに一役買っています。

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かにかにどこかに?

「かにかにどこかに?」は画面上の任意の場所を直接調べて証拠を探すためのユニークなシステム、およびその際に表示されるセリフです。

捜査画面でコマンド「そうさ」を選んだ後、調査対象のリストにない場所を調べたい場合に「そのほか」を選択すると、カニの形をした特別なカーソルが出現します。このカーソルを十字キーで自由に動かし、画面内の怪しいと思う場所に合わせて決定ボタンを押すことで、背景に隠されたアイテムや手がかりを見つけ出すことができます。このカーソルが表示される際に、さんまさんのセリフとして「かにかにどこかに?」というテキストが表示されることから、このシステム自体が通称としてそう呼ばれるようになりました。

「かにかにどこかに」は、物語を進める上で非常に重要な役割を担っています。

  • 隠された証拠の発見
    物語の序盤、事件現場である金庫室の床にキラリと光るものがあります。これを「かにかにどこかに」で調べると、重要アイテムである「コンタクトレンズ」を発見できます。このように、コマンドリストからでは見つけられない証拠品を発見するために不可欠なシステムです。
  • 探索の自由度向上
    いわゆる「コマンド総当たり」だけではゲームが進まないようにする工夫の一つです。プレイヤーは自らの目で画面を注意深く観察し、「ここが怪しい」と推理しながらカーソルを動かす必要があり、探偵になりきって探索する楽しさを高めています。

本作では、カニカーソル以外にも「カニ」をモチーフにした遊び心あふれる要素が随所に登場します。

  • ミニゲーム「ギャラクシガニ」
    ゲームセンターでプレイできるミニゲーム。ナムコの代表作『ギャラク シアン』のセルフパロディで、自機を操作してカニを撃ち落とします。クリアすると捜査のヒントがもらえるお助け機能も兼ねています。
  • ヒントをくれるカニ
    上記「ギャラクシガニ」をクリアすると、カニのキャラクターが現れて「〇〇を調べるカニ」といった具合に、語尾に「カニ」を付けてヒントを教えてくれます。
  • 他のナムコ作品への出演
    このカニカーソルは人気を博し、野球ゲーム『プロ野球ファミリースタジアム’87』において、「ナムコスターズ」の代打選手「かにかに」としてゲスト出演を果たしました。
  • 後世の作品への影響
    2000年に発売された『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』では、「かに」のコスチュームの紹介文に「かにかにどこかに?」という一文が使われるなど、後年のナムコ作品でもパロディとして登場しています。
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