森博嗣「馬鹿と嘘の弓(ばかとうそのゆみ)Fool Lie Bow」のあらすじ、感想、考察です。
ネタバレ
森博嗣シリーズ作品のネタバレを含みますのでご注意ください。
柳瀬玄爾(やなせ・げんじ)は、孫かもしれない柚原典之(ゆはら・のりゆき)の調査を小川令子と加部谷恵美の探偵事務所に依頼します。調査中、柚原と接触した飯山健一(いいやま・けんいち)が病死します。飯山の死に事件性はありませんでしたが、この飯山は典之の父である可能性が浮上します。
典之の父が飯山であるかどうかは、作中で明らかになっていません。もしも、飯山が本当に父親であれば、柚原と柳瀬に血縁関係はないこととなります。
典之が幼い頃に出ていった父(名前など詳細は不明)は、柳瀬の息子です。この人物が本当の父親であれば、柳瀬の孫となります。

結末
柚原典之は通り魔殺人を犯し、警察に捕まります。典之に好感を抱いていた加部谷は、自分は疫病神だ、と涙を流します。
感想
「馬鹿と嘘の弓」の感想としては、とにかく不憫、恵美切ない、懐かしい名前、懐かしい登場人物、後半雰囲気がガラッと変わる、などがよく書き込まれています。
柚原典之は22歳ですが、ホームレスです。そのため、ホームレス青年の話、という言葉が登場しています。
話題になっているのは、副題のFool Lie Bowです。Fool Lie Bowは風来坊、と書き込んでいる方がいるようです。
下の画像の言葉はレビューで、その言葉がよく使われたことを意味しています。また、言葉と言葉を結ぶ線は、その言葉が同じ文で使われたことを意味しております。

| レビュー数 | 文章数 | 異なり語数 |
|---|---|---|
| 84 | 411 | 1070 |
考察
以下、時代背景についての考察です。
- 小川と加部谷の年齢
Xシリーズの最終巻「ダマシ×ダマシ」に登場した加部谷は27歳でした。「馬鹿と噓の弓」では、年齢について、次のような記述が御座います。“「だけど、まだ二十二歳でしょ?(中略)」加部谷恵美は、小川よりも一回り若いが、その加部谷よりも、柚原典之はさらに六歳も若いのだ(森博嗣著「馬鹿と嘘の弓」ノベルス版P31抜粋)”。「馬鹿と噓の弓」の加部谷は28歳、小川令子は40歳と考えられます - Xシリーズとの関係
「ダマシ×ダマシ」から半年ほど過ぎています。 - 年代
「馬鹿と噓の弓」は2010年頃の話であると考えられます。スマホではなく、端末という表現が使われているのは、当時まだ、スマホの普及率が4.0%と低かったためかもしれません。

